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冬は“隠れ脱水”が起こりやすい理由
空気が乾燥し、不感蒸泄が増える
冬は湿度が低く、皮膚や呼吸から「不感蒸泄」と呼ばれる水分が失われます。汗のように目に見えないため気づきにくいですが、冬はこの不感蒸泄が20〜30%増えるとされています。
「加湿器を使っているから大丈夫?」と思う方もいますが、外気・暖房・呼吸による水分ロスは避けられず、完全に失水を防ぐことはできません。
寒さで喉の渇きが鈍くなる
寒さで血管が収縮し、水分量が足りていると脳が錯覚するため、喉の渇きが40%低下すると言われています。脱水に気づかず進行する、冬特有のメカニズムです。
脱水はパフォーマンス低下に直結
体内水分が1〜2%不足するだけで、集中力・筋力・持久力は低下します。冬に体のキレが悪いと感じる人は、水分不足が関係していることが多いです。
なぜ常温水・白湯が良いのか?
吸収スピードが安定している
冷たい水は胃腸の血流を一時的に低下させ、吸収速度が落ちると言われています。常温〜白湯は身体に負担が少なく、自然に吸収されます。
自律神経の乱れを起こしにくい
冷水は交感神経を強く刺激し、身体を緊張モードにします。白湯は副交感神経を優位にし、リラックスした状態で水分補給ができます。
飲みやすく、継続しやすい
「水が飲めないけれど白湯なら飲める」という方が多いのは、温度と飲み心地が身体に優しいためです。冬の水分補給は常温〜白湯が最適解といえます。
コーヒーやお茶より水を基本にする理由
カフェインの利尿作用
コーヒーや濃いお茶には利尿作用があり、大量に飲むと水分ロスを促進します。日常的に飲み慣れている人でも、空腹時や睡眠不足の時は利尿作用が強く出やすい傾向があります。
胃腸への刺激
カフェインやタンニンは胃酸分泌を促すため、胃が敏感な方や冷えやすい女性には負担になりやすいことがあります。
浸透圧がもっとも自然なのは「水」
水は体液と近い浸透圧で、吸収と代謝がスムーズです。水分補給のベースはシンプルな「水」が最適です。
こまめに飲む vs 一度にたくさん飲む、どちらが良い?
こまめに飲む方が身体に優しい
一度にたくさん飲むと吸収される前に尿として排泄されやすく、体内の水分バランスが乱れがちです。
胃腸への負担が少ない
冷水の一気飲みは胃腸を冷やし、負担がかかります。少量をこまめに飲む方が続けやすく、吸収効率も高くなります。
大前提:「飲まないより飲む方がいい」
水分補給は完璧でなくても大丈夫です。朝1杯、食事前1杯、トレーニング前1杯など、“タイミングで習慣化”するのがおすすめです。
加湿すると不感蒸泄は減る?
減るがゼロにはならない
加湿すると皮膚からの水分ロスは確実に減ります。しかし呼吸からの蒸泄、外気や暖房の乾燥など、避けられない要因があるため、水分補給は継続が必要です。
加湿器はどれが良い?気化式・加熱式の違い
加熱式(スチーム式)が掃除がラクで衛生的
加熱式は水を沸騰させて蒸気を出すため、雑菌が繁殖しにくく衛生的です。フィルターが不要でお手入れが簡単な点も魅力です。
気化式は掃除頻度が高い
気化式はフィルターに雑菌やカビが繁殖しやすく、週1〜2回の掃除が必要です。衛生管理が苦手な人にはやや不向きです。
まとめ
冬は乾燥による水分ロスが増える一方、喉の渇きが鈍くなるため“隠れ脱水”が起こりやすい季節です。白湯や常温水、少量頻回の飲水、適度な加湿など、無理なく続けられる工夫で体調は大きく変わります。
まずは、今日から取り入れられる範囲で実践してみてください。冬の体調管理やトレーニングの質アップにつながります。
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